タイのお正月

令和３年！

新年、あけましておめでとうございます！

タイ語では“サワディーピーマイカ”

直訳すると「こんにちは、新年」となります。

今回は、タイのお正月についてお話をさせてください。

なんと、タイでは、一年に３回も新年の「こんにちは」をしています。

え？日本だって、「あけましておめでとう！」って何度も言うよ、って？

そうじゃないんです。

つまり・・・

タイには、お正月自体が３回もあるのです！！

１回目のお正月は、わたし達日本人にもお馴染みの１月１日。

日本では、除夜の鐘の音を聞きながら、おごそかに迎えるイメージのある元旦ですが、タイでは街中ではカウントダウンフリーライブで盛り上がり、年が明けた瞬間には花火が打ち上がります。

田舎では、大人も子供もこの時ばかりやってくる、夜通し行われている移動遊園地を楽しみにしています。

もちろん仏教国らしく、年明けはお寺にお参りもしますよ。

２回目のお正月は、中国のお正月「春節」

タイ社会には、中国系の人もたくさん溶け込んで生活しています。

特に経営者などに中国系の人が多く、このため春節には職場がお休みになることもあるため、またここでお正月ムードを味わうことになります。

中国からもたくさんの人がタイを訪れるため、デパートや観光地では赤と黄色、金色の色どりの中国語の表示や看板があふれます。

そして、３回目のお正月は、４月半ばにあるタイの旧暦の新年。

「ソンクラーン」と呼ばれるものです。

この時期、タイは一年で最も暑い季節となり、人々が水をかけ合って新年を祝う「水かけ祭り」が各地で行われます。

また、この時が一番長い連休になるため、一年で一番の帰省シーズンとなります。

このように、タイでは、一年の最初の４ヶ月、四六時中「おめでとう」と言っていると言っても過言ではありません！

でも、「おめでとう」は何度言ってもいいものですよね。

一年の4分の1がお祝いムードとは、なんとも羨ましいお話です。

さて、今回ご紹介するレシピは、日本でも少し前に大ブームとなったタピオカのデザートです。

そういえば、このデザートをお店で出した時、

「これ、なんの卵ですか？」

と、お客様に訊かれたことが！！

おせちに入っている数の子が子孫繁栄の意を表して縁起が良いのなら、タピオカも縁起が良いかも！？笑。

甘いココナッツミルクが香る、温かいデザートです。

ぜひ作ってみてくださいね♪

レシピ　～サクーピア～

●材料（6人分）

作り方

[タピオカ]

1）鍋に分量の水を入れ火にかけ、沸騰してからパンダンリーフを約２分茹で、

取り出す。

2) １)の中にタピオカを入れ、かき混ぜながら10～15分くらい茹で、芯を残して透明になったら別の器にうつしておく。

[ココナッツミルク]

鍋にココナッツミルクを入れ火にかけ、軽く沸騰したら塩を入れ、火を止める。

[仕上げ]

茹でたタピオカにココナッツミルクをかけて、はい完成^^

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筆者紹介

父親の遺した言葉を実現すべく、2013年10月に、タイ人料理人の夫と共に北浦和にタイ料理店「ウアムファン」を開業。
前職日本語教師。

ちょっぴりお酒好き♪

Instagramで、タイ料理の紹介&ちょこっと趣味の飲み歩き記録を展開中。

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