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ヒジコの浦和ママカメラ部(MAMA CAME*LOVE)

第4回 基本「構図」6選 これだけ知っていればOKです!!

垢抜けない写真にサヨナラ!!プロも使っている構図を真似してみよう!

こんにちわ!ご無沙汰しておりますカメラマンのヒジコです!

あっという間に師走ですね。


みなさん年賀状用の写真を選んでいる時期かしら?

子供の写真で出すのもいいけど年賀状用!を機会に是非家族写真を残してみてほしいです◎


ママカメラ部も今回で4度目の連載を迎えます


第1回 カメラのイロハ  


第2回 カメラの設定


第3回 光の読み方


とお送りしてきましたが今回は「写真の構図」についてのお話。

手短に分かりやすくお話するので最後までお付き合いください!

 

写真が上手い人とイマイチな人の違い

 

写真の上手い下手は個人の受け取り方なので一概には言えない部分だけれど、私が思うに

構図がしっかりしている写真は「上手い写真に見える」と言っていいと思います。


そこに写る被写体云々ではなく「一枚の写真として整っている」からです。


ママからしたら我が子がいい表情してる写真がもちろん一番いい写真なんだけど

そこプラス構図が整っていれば「誰がみてもいい写真」な訳です。


写真が上手い人は「構図」を知っている人。

「写真撮る時に構図だのなんだの考えてられんわ!」って気持ちはよーく分かるけど

頭の片隅に置いておく、たま~に思い出して考えて撮ってみるだけできっとあなたの写真力は上がります!!

 

 

構図より前に一番大事なこと

 

そもそも写真における「構図」とは

一枚の写真の仕上がりを効果的に見せるための「構成」のこと。


簡単に言えば「映え写真の仕組み」ですね。

 

で、その構図にはたくさん種類があってそれはこの後ご紹介するとして

構図がどうのこうの言う前に写真を撮るときに一番気をつけなくてはならないポイントがあります。


それは「水平垂直に撮ること」です。

うおおおお…見ているだけで酔いそうで不快でしかない写真だ

こちら真っ直ぐに撮れているから、被写体にすんなり目が行くよね、あー気持ち悪かったよさっきの。

公園で撮ったってよくわかるし良いんだけど、うーん…やっぱなんで斜めなの?って気になってすんなり情報が目に入ってこない

ほっ…これならスッキリと公園でヨチヨチ歩きのワタチにだけ目がいくでしょ?

背景がかなりボケているから気になら無いっちゃ気にならないレベルだけど…

ウンウン。やっぱりこっちの方がいいよねえ。

被写体に対して水平垂直がとれていないと単純に気持ち悪くないですか?

そして、その水平垂直でない事が気になってしまって

肝心の被写体に視線が行きづらくなってしまいます

 

それを、水平垂直に直してあげるとこう。

ね?スッと情報が目に入ってくるので撮り手が何をどう見せたかったのかが伝わると思います。

アート作品ではない、ママたちが撮る日常写真においては

この「水平垂直」な「素直な写真」であることが基本なのです。


でも・・・とっさの瞬間にはなかなか真っ直ぐ撮るのは難しいですよね??

カメラマンは必ず撮った写真を編集するのですがその時にしっかり水平垂直をトリミングして直します

スマホでも簡単にできるので、是非撮りっぱなしにするのではなくてひと手間かけて真っ直ぐに直してあげてください◎

 

はい!では水平垂直がどれだけ重要かが分かって頂けたところで!

実際に私がよく使っている、初心者でも真似しやすい構図6つを紹介したいと思います。

 

日の丸構図  一番シンプル

 

名前の通り、日本国旗の真ん中の丸のように見せたい被写体を写真の真ん中に持ってくる構図です。

写真の初心者がやりがちなNG例とか言われちゃいがちな構図ですが全然そんなことないです。

多くの写真家や現役カメラマン、インスタグラマーもよく使う一番シンプルで真似しやすい構図。


どーん!と被写体が目に入ってくるのですんなり伝わるし私は大好き

まさに日の丸構図!被写体はお子さんの笑顔だけじゃないですよ奥さん、この可愛いおててと当時ハマってた松ぼっくり拾いの思い出もこんな風に日の丸構図でオシャレに残しましょう

超シンプルな構図だから被写体の情報がズドーン!と目に入ってくるよね

これもど真ん中に最高な笑顔の子供ちゃんを配置。

感情がストレートに伝わってきますね、相当楽しいんだねこれ

三分割構図  バランスが取りやすい

 

写真を縦横に三分割してその交点に被写体を持ってくる構図です。

絵画や広告写真でもたくさん使われている構図なので

真似するだけでプロっぽく撮れると思います。


被写体と背景のバランスがいいので

写真がなんだか垢抜けないなあ~と思ったらこの構図を使ってみてください。

「あれ?なんかそれっぽくない?」って感じに撮れると思いますよ!

 

四つの交点のどこか一箇所に被写体を配置した例

 

背景の土手と桜も十分に表現できているね!

 

これも右下の交点にボクちんを配置。

背景がシンプルだからキマるけど、もし背景に人がいたりごちゃごちゃしていたらF値開放で思いきりボカして撮りましょう

これは三分割でもちょっと違う考え方ね。

空と海で構成したくって、

空を三分の二、海と砂浜を三分の一で構成しています

 

こういった使い方もできるよ

これも先ほどの海のカットと同じな考え方で区切ってるね。

ちなみに三分割構図をマスターしたければスマホに出てくるグリッド線を使って練習するのが最速!!

二分割構図

 

三分割構図に似ていますね、写真を縦もしくは横で二分割にする構図です。

これはとっても簡単だし綺麗に二分割するだけでポストカードの様な写真になります。

 


ただ、ポイントとしては背景に何も物が写っていない場合はOKなのですが

背景がごちゃごちゃしていると分割も何もない写真になってしまうので

背景のあるシーンだったらF値をぐっと開けて奥をぼかしましょう。

前ボケ使ってフワフワした背景を作ってます

こういう撮り方するとなんかグッとプロっぽく撮れるよ!

写真を二分割したとこをぎちぎちに被写体で埋める必要はないです。どっちかに寄せて撮るってイメージでOK!

余白がシンプルだったらこんな風に文字入れてみたりして!もう立派なポストカードじゃない?これ!

額縁構図  知っておくと便利

 

写真の中に更に枠を作って、額縁で囲んでいるかのように見せる構図です。

門や孔子、葉っぱや木などをフレーミングとして使うことが多いですが、

完璧に囲んでいなくてもOK!被写体が何かで覆われているシーンに出くわしたら

額縁に入れるイメージで撮影してみて下さい。


額縁に囲われているので被写体にすんなり目がいく写真が撮れるはず。

 

切り株に空いた穴から覗きこんで撮ってみました

子供の冒険心みたいなのが表現できてて印象的な一枚でしょ?

これは滑り台の手すりをフレーミングとして。

こんなのもう明日にでも真似できちゃうでしょ!?

一番やりやすいかも。門とか鳥居とかがあればそこにすっぽり被写体をはめてしまう。

応用編。これは被写体が囲まれているわけではないけど葉っぱに包まれている感じがフレームになっています

放射構図  奥行き感がでる

 

一点から放射状に線が伸びている構図の事。

視線を手前から奥に分かりやすく誘導できます。使いどころは奥に抜けているシーン。道や柵、建物なんかで作りやすいですね。

 


被写体を放射状に広がる線の中心に持ってくると視線が被写体に向かうので効果的に被写体を際立たせることができます。

橋と柵が奥に向かって伸びていますね。必ずしも奥に被写体を置かなくても線の伸びているその先に被写体がいれば目がいく。しかしこの子まだ小一だよ?大丈夫?この色気

これは階段を使って放射構図を作ってみました。

色気すごい・・・それもそのはずキッズモデルさんです。

こういうのは初心者向き!

この線の先に被写体がいたら完璧!

たくさんパースがなくってもこうやって道が伸びているシーンでも。

手すりや柵で作りやすいのでお出かけ先でもちょっと思い出してみて。

対角線構図  インパクトが大きい

 

これは日常シーンではあまり出くわさない&最初にお伝えした「水平垂直に撮る」

という部分を少し無視した撮り方なのですが


写真の端と端を斜めにぶった切る構図です。

あまり見かけない見え方になるのでインパクトのある写真に仕上がります。


直線に伸びる壁や地面の「ライン」を見かけたら挑戦してみるとカッコイイ写真が撮れちゃいますよ。

ちょっと上級者向け&なかなか見つけにくいけどこんなインパクトのある写真が!

水色と緑がスパン!とカッコいいでしょ

これなら挑戦しやすいかも。寝転がった被写体を斜めにフレーミングして俯瞰からパシャり。

兄弟でやると可愛いよ!

応用編。前ボケを対角線状にフレーミング

どうでしょう?私がよく使う6つの構図をご紹介しましたが覚えていただけましたか??

この写真は日の丸構図!この写真は額縁構図!という括りではなく

ミックスして使う場合もあるし、放射構図はこうじゃなきゃダメ!という決まりなんてありません。


写真を素敵に見せるための一つのツールとして覚えておくとイイよ!という話なので

知識として頭の片隅に置いておくだけでOKです。


「あ、ここなんか放射状に線が伸びてるから放射構図で撮ってみようかな?」

「この葉っぱの隙間から撮ったら額縁構図になるかも?」

と、試しているうちにいつの間にか身についているものなので

どんどん撮って上達しましょう!!

 

 

構図プラスアルフアの話

 

写真の構図や水平垂直が大事だよ!ということは分かってもらえたかな?と思いますが

それにプラスして写真を撮る時に大事なことがもう一つあります。

 


それは「色んなものを色んなところから撮る事」です

 


みなさん写真を撮る時ってどうしてますか?

撮りたいなと思った時に、自分がいる場所からその角度のまんま撮っていませんか?

 


写真をやっている人とそうじゃない人の違いって実はここなんですよ。

 


写真をやっている人は撮りたいなと思ったらまず360度自分が動いてどう撮るかを考えます。

なんなら360度撮ります(笑)

被写体に寄ったり引いたりカメラアングルを下げたり俯瞰で撮ってみたり

とにかく色んな事をします(笑)

今はもう小さくて履けなくなっちゃったけどこんな靴履いてたな~って思い出に足元をパシャり

とある公園でのお散歩。新緑がきれいな季節だっけ

そうそうこの頃ミニカーにハマってたんだっけ

どこへいくにも持ち歩いてたな~切り株でもミニカーで遊んでる

少し引いて、切り株感と奥のきれいな緑の玉ボケをプラス

カメラアングルを上げて芝生と落ち葉を入れて。季節感が出るね。こんな感じで、同じアングルからじゃなくて色んなものを色んな角度で切り取るとその時のストーリーごと写真に残せます

思いきり引いて。風景を撮っている、その中に被写体がいる・・・位の構図もオシャレ。

同じシーンを思いきり寄りで。

同じポーズでも引きと寄りを撮るだけで全く違う写真になるんだな

真俯瞰から。これはズバリ日の丸構図やね

さっきの写真の体勢のまま撮るものを変えて。こうやって今しかないムチムチの太ももの割れ目やおててなんかのパーツ写真は必撮!

さっきの体勢からゴロンと寝返り。今度はカメラアングルをググッと下げて赤ちゃんと同じ目線で。

パパママ越しの赤ちゃんの姿も。これもある意味額縁構図ですね。

まとめ

 

いかがでしたか?

6つの基本的な構図を実例を交えてお伝えしてきましたが

みなさん今いくつ言えますか?(笑)

 

いきなりは覚えきれないよね。そりゃ当然です。

とりあえずは「こんなのあったな~」でカメラまたはスマホのグリッドラインを活用して

まずは「三分割構図」からトライしてみてください。

 

先ほども言いましたが、後で編集して構図を整えながら習得していけばOK!

実際私もそうやって身につけてきました。

色々な角度から被写体を見る癖と水平垂直に撮る癖をつけて今までの写真をワンランクアップさせてください◎

 

今回も長くなりましたが最後まで付き合ってくれてありがとうございました!

次回もお楽しみに~~!!!

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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